大みそか、甑島の『トシドン』が世界に
■「今年一年おりこうだったか?」・「お母さんの手伝いをしたか?」などと声を出しながら毎年甑島で大晦日の夜、子供のいる家にこわいお面を被って訪れるる、国指定重要無形民俗文化財「トシドン」(1947年登録)をご存じでしょうか。
■紙やシュロの皮・ソテツの葉などを巧みに使って、鼻の長い仮面をかぶった青年らが子供のいる家族に福が来るように願いながら、島内をまわる年中行事です。
■この国民族文化財この「ドシドシ」が来年9月にユネスコ政府間委員会で無形文化遺産に決まる見通しが予想されています。
■薩摩川内市教育委員会では、晦日31日の見学ツアー等も企画して、この伝統ある貴重な文化財の普及に努めています。
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■鬼のような顔、天狗のような長い鼻、大きな口、白い髪を持つ老人のような姿の年神。普段は天界におり、下界の子供たちの挙動を見ている。
■毎年、大晦日の夜になると、首切れ馬に乗って鈴を鳴らしながら家々を回り、その年に悪さをした子供を懲らしめる。歳餅(としもち)を与え去って行く。
■歳餅は人に一つ歳を取らせる餅といわれ、これを貰わないと歳を取ることができないといわれている。そしてトシドンが天へ帰って行き、甑島には新しい年が訪れる。
(場所:甑島の下甑町と鹿島町)
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※参考出典引用掲載文
・薩摩川内市HP
・しまのサポーターメルマガ12月号